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| ●おいしい水とは お茶をおいしく飲むには,水がおいしいことも大切な条件です。お茶を飲む水で最も最適な水には軟水質の水が一番です。なにしろ茶碗に入っている茶の99.6パーセントが水です。水しだいで茶の味も当然変わってきます。 茶に適した水の条件としては,バランスのよいミネラルと,適度な硬度,Ph,炭酸ガス,酸素を含み,一方で有機物と鉄やマンガンなどの物質が少ないことです。日本の水道水はこれには合格ですが,近年不評を買っている原因はなんといってもカルキ(塩素)にあります。カルキが入っていると,なかなかおいしいお茶が飲めません。かといって,ミネラルウォーターならすべていいというわけではなく,外国産のものの中にはカルシウムが過度に含まれていて,茶には不向きなものもあります。 表示をよく確かめてから選びましょう。 ●水をおいしくするには 水道水を使っておいしい茶を飲むには,まず水のカルキ臭さを消すことが必要です。ベストは,2,3分沸騰させてから適温にさまして使うことです。特に水のあまりおいしくない地域では,5分間以上沸騰させたほうが無難です。一方煮沸しない場合は,水を汲み置きしておくことをおすすめします。4,5時間もたてばカルキが消えます。 また,最近では,浄水器の人気も高まっています。蛇口につけるものもあれば,浄水器ポットといって,自動湯沸かし装置付きの保温ポットタイプのものもあります。この場合でも,2,3回水を沸騰させてから使うのが理想的です。 |

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@急須に茶葉を少し多めに入れる。1人前は約5g(大さじ1)、3人前は10g、5人前 は15gが目安。 Aポットのお湯を注ぐ。少しぬるめの60℃程度だとやわらかな味と香りが楽しめる。 渋味が欲しければ80℃程度。注いでから約1分置くのが標準だが、好みによっては 置かなくても可。 B厚手のグラスにウイスキーのオンザロックを作る要領で氷を数個入れる。 C氷に伝わらせるようにグラスにお茶を直接注ぐ。お湯から出したお茶はゆっくり冷 やすと酸化するため、氷を使い急冷するのがコツ。 |
| 【成分を飲みつくす! お茶入れ方テクニック】 |
STEP1 「水出しのお茶」 水100〜150ml・茶葉10〜15g |
| アミノ酸・テアニンがとれる甘みのあるお茶 |
| 茶葉10〜15gと10度以下に冷やした水100〜150mlを急須に入れ、冷蔵庫で15〜20分じっくりと出します。緑茶を低温で入れるとアミノ酸、テアニンが抽出されるので、甘みのある味わいになります。リラックスしたいときにオススメの飲み方です。 |
STEP2 「ぬるまゆ出しのお茶」 |
| カテキンが抽出される甘みと渋みの絶妙な味 |
| ステップ1で使った茶葉に40度のぬるめのお湯を100〜150ml加えます。次はテアニンのほか、カテキンが抽出されます。カテキンはお茶の渋みの素となる成分なので、甘みと渋みの混ざり合った味が楽しめます。ぬるま湯出し茶は虫歯や生活習慣病の予防にも役立ちます。 |
STEP3 「熱湯出しのお茶」 |
| しっかりとした渋みで頭もスッキリ!カフェインがとれるお茶 |
| 最後に、ステップ2で使った茶葉の熱湯を100〜150ml加えて1分出します。熱湯を加えるとカフェインが抽出されますので、頭をスッキリさせたいときなどに適しています。また、むくみ解消に飲むのもよいでしょう。熱湯出しのお茶はしっかりとした渋みが特徴です。 |
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| 昔は医薬品として高価なものであったお茶ですが、薬理的に有効で あるとわかったのは今世紀に入ってからのこと。 お茶にはたくさんの成分が含まれていますが、主なものとしては カテキン(タンニン)、カフェイン、テアニン、ビタミンC、糖類、フッ素などがあげられます。これらの成分が複雑にからみあって様々な効果を発揮するのです。 その中でも、お茶独特のもの、あるいは多く含まれているものについて詳しく見てみることにします。 |
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これはお茶のいわゆる“渋み”を出す成分。カテキン自体はほとんどの植物に含まれています。有名なのは、ゲンノショウコなどから抽出して皮をなめしたり、下痢止めなどに使われていたもの。これは、カテキンにはタンパク質を凝固させて収斂(しゅうれん=縮める)作用を持つという働きがあるからです。しかし、お茶以外の植物に含まれているカテキンは、とても苦くて普通は口にすることはありません。渋柿のあの渋さ。あれもカテキンです。日照時間が長くなるほどカテキンは多くなります。玉露が甘いのは茶芽が伸びるときに被いをしますので、その分日照時間が短い、つまりカテキンが少ないからなのです。 お茶に含まれているカテキンには、4種類あります。 エピカテキン、エピガロカテキン、エピカテキンガレート、エピガロカテキンガレートです。この中のもっとも優れものがエピガロカテキンガレート(EGCG)です。全体の50パーセントを占めていて、「抗酸化ビタミン」ともいわれておりビタミンEと比較してみても、エピガロカテキンガレートの抗酸化力は、「ビタミンEの約20倍」もあるといわれています。効果については次のようなものがあげられます。
タンニンと違ってカフェインを含んでいる植物はほんの数種類。スイスの生理学者ルンゲが1820年にコーヒーの中から発見したのが最初だと言われています。また、1827年にはイギリスのウドリーがお茶の葉からも発見しました。カフェインは発芽と同時に出来はじめますので、時期が遅くなるにつれ含有量は少なくなっていきます。 効果は以下の通りです。
お茶のうまみのもととなるのがこのテアニン。アミノ酸の一種です。 興奮作用を引き起こす活性アミンの働きをテアニンが抑えます。 ビタミンCと聞くと果物や野菜を思い浮かべる人が多いと思いますが、実は緑茶はビタミンCの宝庫なのです。100gあたり(高級茶の場合)の含有量は、パセリの2倍、イチゴの5倍もあるんです。しかも、緑茶に含まれるビタミンCは、熱湯で壊れてしまうこともありません。 これは、お茶の製法に関係があって、急激に蒸して乾燥している間に酸化酵素が破壊されるからなのだそうです。人間は、カラダの中でビタミンCを作ることができません。従ってどうしても外から補給しなければいけないわけですから、私たちにとってお茶は強い味方といえるでしょう。野菜の穫れない蒙古では、お茶の葉を団子のように丸めて携帯して食べていたということですし、中国でも船旅には必ず持っていって、ビタミンC不足による壊血病の予防をしていたそうです。効果についてはみなさんよくおわかりと思いますが、もう一度おさらいしましょう。
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